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執筆者の写真マツイーヒロミ

作品づくりに通づるもの 青山美智子さん著書から


読破した青山美智子さんの著書

毎朝、娘に朝食を仕度してから出掛けるまで、ストレッチをしながらの30分~1時間ほどの読書時間は、現実から切り離される私のリフレッシュタイム。

(出かける時も本を常に持ち歩くくらい読書好き。)


とあるきっかけで『お探し物は図書室まで』を読んだことで、青山美智子さんを知ることとなり、全著書を一気に読破。


大抵、私の読書は1冊読んで、その表現や言葉の使い方や世界観などが気に入ると著書を一気に読み漁ります。

今回は、特にその加速度が凄かった。


青山美智子さんの作品は、どこにでもいるような「人」の日常が(時にファンタジー要素を交えて)描かれていることが多く、その人びとが「人」と関わることで、その言葉や現象から「気づき」を得ていく。

そして、何かが生まれる。


章ごとに主である人物の物語があり、それぞれの人びとの物語がどこかで少しずつ重なり、リンクしているところに、私はたまらなく心をくすぐられる。


どれもがメインの物語で、サイドストーリーではない。


「関わり」がさり気なく散りばめられていて、それに気づき「あっ」と、脳みそのどこかが反応して、つながりが鮮明に理解できた時には、私の脳内に何かが分泌されてしまう感じ。


私が作品づくりで表現したいこと。


それと青山美智子さんの作品が表現されているものが、カタチは全く違えど、似ているような気がして。


人と人とのつながりが、何かを介して意味を持つものになるというか、はっきりと目に見えるものではなくても、感じる何かであったり。


主題や本分は別にあるのだけれど、この気づくか気づかないかくらいのつながりが、何か重要な部分だったりして。


上手く言うことができなくて、このpostをすることも、ずっとあたためてはいたけれどなかなか実現できなかったくらい、頭のはしっこを常に占めながらも、もやがかかった感じです。


せめて、自分が感じた、ひっかかった部分を備忘録としてストーリーズにpostをしてきたけれど、なぜ、そんな表現をしてきたのかは、自分にも説明できるようにしておきたいなと。


(インスタアカウント「tututudesign」プロフィールにあります、ハイライト「心に残る一説」よりご覧いただけます。)


とてもずるいけれど、もしご興味を持ってくださった方がいれば、ぜひ青山さんの著書を読んでいただけたら、私が作品をつくる上で表現したいことがほんの少しでも伝わるのではないかと。


「ああ、こんな風な人とのつながりを何か表現したいんだな、まだまだだなw」とでも思っていただければ、と。


青山さんのように想いを言葉を使って、小説というカタチで表現されていることが羨ましくもあり、できない自分がもどかしくもあります。


自分が想いをどう作品で表現できるか、という探求をこれからも深めていくよう、背中を押されたような気もして、本編の素晴らしさも相まってドキドキする読書タイムでした。

ちょっとした、ロスです。w

(次なる新作が待ち遠しい!)


まだまだ、私の中の想いは混沌としている部分もあって、自分の作品づくり全体で、それを、どう見えるように、わかるように、伝わるようにできるのか、見出せていない部分もあるのですが、今回青山さんの作品の持つチカラから与えていただいたものは大切に持ち続けて、試行錯誤しながらでも、いつかきちんと伝えることができたらいいな、と思っています。


『木曜日にはココア』2017

『猫のお告げは樹の下で』2018

『鎌倉うずまき案内所』2019

『ただいま神様当番』2020

『お探し物は図書室まで』2020

『赤と青のエスキース』2021

『月曜日の抹茶カフェ』2021

『いつもの木曜日』2022

『月の立つ林で』2022

『リカバリー・カバヒコ』2023

青山美智子著


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作品づくりに通づるもの 青山美智子さん著書から



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