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和紙の帽子について

tututu designのお仕立てする帽子は、全て「和紙の糸」を使用しています。
犬帽子“wan”-WASHI HATもそうです。

標高1000m以上にのみ群生する“くま笹”を原料にした和紙の糸をメインに、極細のコットン糸や変わり糸を2本取りに組み合わせたものなど、かぎ針でひと目ひと目編んでいます。

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和紙の帽子の特徴

①天然の抗菌防臭力
②調湿性がある
③断熱性がある
④紫外線カット
⑤夏は涼しく冬暖かい
⑥撥水性
⑦軽い
⑧形状記憶線材でカタチを変えられる
⑨軽く畳んで収納できる
⑩天然素材で優しい

​くま笹和紙の糸

くま笹は、古くから強い抗菌作用で知られ、笹寿司、笹団子、ちまきなど食品の保存に用いられてきた生命力の強いイネ科の植物です。
 

そのくま笹を漉き込んだ和紙を細長くカットして撚りをかけた糸は、天然の抗菌防臭力で、雑菌の繁殖を抑え、気になるにおいを防ぐ力を備えているそうです。
 

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和紙なので軽く、調湿性に優れ、毛羽立つことなく、紫外線からも守ってくれます。

薬剤を使うことなく紫外線をカットし、断熱性に優れ、夏は涼しく冬暖かいのが特徴です。

 

わかりやすく言うと、先人たちが建具に使用してきた「和室の障子」です。

 

和紙が持つ調湿、吸水力、断熱性、UVカット力のおかげで、障子を使用した空間は、高温多湿の夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができるという効果があることが物語っていますね。

和紙の帽子メンテナンスについて

使用している和紙の糸は、染色時に撥水加工が施されているので水を弾き、汚れにくくなっていますが、汗や摩擦、クリーニングによって撥水効果が次第に弱まったり、はりが減少して柔らかくなったりする場合があります。

メンテナンス方法

汚れてしまった場合は、水を含ませた布などで汚れを落とし、スチームアイロンで形を整えて、風通しの良い場所で陰干しをしてください。


しっかり形をキープしたい場合は専用のスプレーのり
(ハマナカ エコアンダリヤ専用 スプレーのり)か、洗濯のりを薄めたものを吹きかけていただけるとメンテナンスができます。

手洗い可能な素材ですが、帽子が型崩れする可能性がありますので、 汚れた部分のみクリーニングすることをおすすめします。

水に濡れると強度が弱くなりますが、乾くと元に戻りますので、しっかりと陰干しで乾かしてください。

太陽光や蛍光灯の当たる場所に長時間の放置、汗や摩擦、
クリーニングの影響によって、変色や色落ちする場合がありますのでご留意ください。

保管方法

長期保管する場合は、完全に乾いた状態でゆるく丸めた紙を詰めて形ができるだけ崩れないようにしてください。

もしも形が崩れてしまった場合は、スチームアイロンを当てて整えてから乾かすとよほどの崩れでないかぎり元に戻ります。

 

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形状記憶線材が編み込んでありますので、カタチを変えたり、かるく畳んでバッグなどに収納したりもできます。

長時間畳んだままにしてしまうと、くせがついてしまったり形が崩れてしまう可能性がありますので、ご留意ください。


​また、少しテンションをかけて編んだつばの形状のものは、くるんと巻き上げたり、内巻きに戻したり、前だけ巻き上げたりと機能性、意匠性共に守備範囲が広いのです。

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